

左がビフォアー後ろ姿。右はアフター後ろ姿。今回は赤系ベースのハイライト明るい目。
美容院へ行ってきた。
伸びっぱなしだった髪を切って、
今回はハイライトも入れてもらった。
自分で言うのもなんだけど、
かなり好きな仕上がり。
ビフォーアフターの写真を見ると、
「おお、さすが長年通い続けている美容師様。すごいテクニック。もはやマジシャンか?」
と毎回感動する。
もうこの美容院に通い始めて14年くらいになるらしい。
店長と、
「そんな経つ?」
「お互い歳取るわけだよね」
なんて笑いながら話していた。
近況の話。
家族の話。
お互いの子供の話。
会話が盛り上がる日もあるし、
そこまで弾まない日もある。
でも不思議と気まずくない。
長年の親戚みたいな空気感。
ここはもはや私には美容院というより、
定期的に“人間をメンテナンス”しに行ってる感じ。
ただ実は私は、
昔からあまり自分の容姿に自信がない。
美容院って、
みんな当たり前のように行ってるけど、
よく考えたらなかなかすごい場所だ。
席に座ると、
目の前には巨大な鏡。
しかも明るい照明付き。
そして美容師さんは、
その鏡越しにこちらを見る。
つまり、
「今のあなた、こちらです」
を、
一切オブラートなしで突きつけられる空間なのである。
あれって、
冷静に考えると結構冷酷だ。
シワも、
シミも、
疲れ顔も、
寝不足感も、
全部しっかり映る。
できれば、
「本日はフィルター機能付きでお願いします」
と言いたくなる日もある。
今の若い子たちが、
わざわざ並んでまで撮りたがる“プリクラ”。
あれ、
写真だけじゃなく、
実物本体ごと盛ってくれたらいいのになと思う。
……とはいえ、
盛りすぎると今度は
「えっ?誰?」
になる危険もある。
実際、
盛りに盛った写真をマイナンバーカードに使った人が、
本人確認で弾かれまくって後悔していた。
やはり何事も、
“ほどほどの悪あがき”
くらいがちょうどいいのかもしれない。
昔は正直、
鏡を見るのがちょっとつらかった。
でも最近、
少し考え方が変わってきた。
いやもう、
歳を取るのなんて当たり前だ。
ここから先、
シワも増えるし、
シミも増えるし、
もっと“老い”は加速していく。
だったらもう、
悪あがきしながら婆さんになってやろうじゃないかと思った。
どうせなら、
小ぎれいで、
ちょっと可愛くて、
少しカッコつけた婆さんを目指したい。
そのための悪あがきが、
美容院なのかもしれない。
「ハイライトどう入れる?」
「もう少し軽くする?」
なんて相談しながら、
今の自分を、
なんとか今の自分なりに楽しもうとしている。
若返りたいわけじゃない。
でも、
“老け込む”のとは違う。
婆さんにはなる。
婆さんになるのはもうしょうがない。
でもどうせなら、「あの婆さんなんか楽しそう」
みたいな感じでいたい。
そんなことを思いながら、
今日も私は、
美容院の巨大な鏡の前に座るのである。
本日の某TVで
「老害」
を特集していた。
「老害」望むところだ?
いやいや戦いを挑むつもりはないが
老いを楽しめる自分と世の中であるといいな。

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